「桜の台木にイッペイの花を咲かそう!!」=パラナ日伯文化連合会=パラナ文化運動連盟=会長 嶋田 巧

ニッケイ新聞 2011年10月8日付け

 謹んで故・上野アントニオ義雄元連邦議員の御霊に追悼の言葉を申上げます。
 上野様、長い間、本当にお疲れさまでございました。
 あなたは、アサイ郡会議員2期、パラナ州議1期、連邦議員8期32年という長い年月、政治一筋の道を歩んで来られました。パラナ在住日系人一同、誇りに思い心からの敬意を表します。
 また、1948年にパラナ運動連盟を創立、今日まで63年間、スポーツの振興に尽くしてくださいました。1968年には、パラナ日伯文化連合会を発足、43年間に亘り、今日まで日本語教育事業はじめ日本文化の継承にも力を入れてくださいました。お陰さまで、両団体は、現在一枚岩になって健全な活動を続けております。
 私たちは、これまでに上野様から本当に多くの事を学ばせていただきました。パラナ運動連盟、パラナ日伯文化連合会の生みの親、育ての親であります偉大な父として尊敬申上げております。
 上野様は、常に思慮深い適格な判断をもって、私たちを導いてくださいましたことに改めて衷心より感謝申上げます。
 「桜の台木にイッペイの花を咲かそう!!」これは、上野様のお言葉ですが、今後は、西森ルイス弘志連邦議員をはじめ多くの若い優秀な人達が、上野様のご遺志を受け継ぎ日伯交流、経済交流に努められ日本とブラジルの発展、繁栄に貢献してくださることを信じております。
 どうか、安らかにお休みください。
 ご冥福を心からお祈り申上げまして追悼の言葉とさせていただきます。
         合掌