コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2011年10月27日付け

 県連の10月度代表者会議で、基金創設の趣意書が発表された際、ある県代表から「文書中の言葉の使い方がおかしい」との声が上がった。
 その場で直すことが難しい文書なので、事務局からは1カ月以上に各県人会に書面を配布し、「意見があれば事前に伝えてほしい」と通知していた。にも関わらず、当日になって文書への異議が延々と述べられた。
 異論が活発に出ることは歓迎されるべきだろうが、それによって会議が空回りするのはどうだろうか。忙しい代表者が集まるだけに、もっと実のある時間の使い方、前向きな討議ができなかったかと悔やまれる。
 県連基金は、園田昭憲会長が「県人活性化の呼び水に」と就任当初から進めてきた構想だ。基金の使い道などの有意義な議論でこそ盛り上がって欲しかった。(亀)