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東西南北

ニッケイ新聞 2011年11月4日付け

 日本のお盆に当たる〃死者の日(フィナードス)〃の2日、聖市セントロでは、ズンビー(ゾンビ)に扮した若者が街頭を練り歩いたり写真に納まったり。01年8月に米国で始まり、今や世界中で行われるゾンビ・ウォーク伯国版で、真っ赤な絵の具や包帯、破ったシャツなどを使い、墓から抜け出した死体さながらの人々が向かった先は、政府や汚職に反対する人々が10月15日から〃オクパ・サンパ〃と称したキャンプを張るアニャンガバウ。この運動は、ニューヨークはウォーク・ストリートで始まった政府反対運動を真似たもので、参加者の中には、パラー州ベロ・モンテ水力発電所建設反対のため先住民のなりをしたゾンビまで。
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 日本と伯国の文化の違いはさまざまだが、こちらに住みはじめて一番驚いたことの一つがマノブリスタの存在だ。日本の駐車場だと、運転手が気安く自家用車の鍵を他人に預けるという感覚がまずないのだが、伯国ではそれが平気で行われる。その光景を目の当たりにして、「本当に車が悪用されたりしないのかな」と、以前は気が気ではなく、必要なものは全て持ち去って下車していたものだ。それからしばらく時が経ち、マノブリスタの習慣にも慣れて以前よりはるかに気楽に下車できるようになった矢先に今日のこの紙面でのニュース。やっぱり、こわいなあ…。

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