レシフェの鍼灸師久保さん=学会で日本の技術を発表

ニッケイ新聞 2011年11月5日付け

 今月5、6両日にサンパウロ市で開催される学会「2011年WFAS国際鍼灸シンポジウム」(世界鍼灸学会連合会、中国中医科学院主催)で、ペルナンブコ州レシフェで東洋医学のクリニックを経営する久保エリカさん(32、二世)が、日本の鍼灸について発表を行うとして、案内のため来社した。
 会場はホテル「マクスード・プラザ」(R. Alameda Campinas, 150, Bela Vista)のsala 1で、午後3時から。テーマは「切皮(=針を刺すの意)時痛に影響する要因に関する研究」。英語だが、ポ語の通訳つき。
 明治国際医療大学で鍼灸の修士課程を取得した久保さんは「日本の鍼灸治療は、中国に比べ丁寧。ツボをきちんと調べて、なるべく痛みを感じないように刺す技術も進んでいる」と利点を語り、広く来場を呼びかけた。
 学会についての情報はウェブサイト(http://www.amct.org.br/)で確認できる。