大耳小耳

ニッケイ新聞 2011年11月10日付け

 イグアス移住地の土地8万7千ヘクタールは、50年前に海外移住振興会社(現JICA)がパラグアイ政府との移住協定に基いて購入した土地だ。支払いも終わり、正当な地権証があるという。にも関わらず、まるで嫌がらせのように不法侵入してくる。同国大統領も「不耕起栽培」普及などの日本移民の貢献を賞賛していたハズ・・・。「前門のセンテーラ、後門の国境50キロ問題」という状況はしばらく入植者の頭を悩ませそうだ。
    ◎
 日本で減少の一途をたどる見合い結婚、中にはユニークな方法で男女の縁を結んでいる県も。福井県は、見合いの仲介役に理容・美容院を利用。店が結婚相手を探す客に候補者を紹介し、結婚相談事業のパンフレットを配布することで、取り組み開始後僅か1年間で婚姻数が5・7%増加したという。相乗効果か同県は出生率優良県、ある調査では、「幸せ度」で1位に輝いた。
     ◎
 ふるさと巡りの現地交流会に訪れていた、ブエノスアイレスで旅行社を経営する文野和義さんによると、県連主催の日本祭りに文野さんを含む数人のグループが参加したことがあり、亜国産のワインやチーズなどを販売したことがあるそうだ。4日目夜に開かれたFANA主催の現地交流会の翌日、本橋団長は「日本祭りに中南米コーナーを設けるなどして、交流を活発化させたい」と話していた。この会をきっかけに、さらなる南米日系人同士の交流がさかんになる予感。