出版=上智大=三田千代子教授著=『グローバル化の中で生きるとは』

ニッケイ新聞 2011年11月11日付け

 上智大学外国語学部の三田千代子教授の編著書『グローバル化の中で生きるとは 日系ブラジル人のトランスナショナルな暮らし』(上智大学出版、税込2千円)が先月発売された。321頁。
 デカセギ現象が始まってから四半世紀を経た現在。はしがきでは、「日本での滞在期間が長期化しているが、ホームランドとは社会的、文化的、経済的に何らかの関係を常に保ちつつ、ホスト社会日本で生活をしているのがデカセギとその家族」と位置付けている。
 本書ではブラジル及びペルーで調査経験がある歴史学、経済学、教育学など各分野の研究者、現場で外国人政策に関わる自治体の担当者が、日本でのブラジル人就労者の生活と日本社会の多文化主義の実態について、多面的に解説している。
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