アナスピ=出場者最多で新記録続出=全伯日系地区対抗陸上大会

ニッケイ新聞 2011年11月17日付け

 30歳以上の陸上競技愛好者が日々の成果を競う『全伯日系地区対抗陸上競技大会』(アナスピ・ベテラーノ会主催)が10月30日、サンパウロ市のイビラプエラ・バス・ギマランエス競技場で開催された。今年は9地区から最多の450人が出場、団体では20連勝中だったスドエステを押さえ、アナスピが21年振り2度目の総合優勝を飾った。
 短・中距離走、投擲、幅とびなどを、男女別や5歳ごとのカテゴリ分けをして競われ、新記録が相次いだ。
 アナスピの宮村憲治会長は、「中には世界大会上位を狙える記録もあった。30代の選手も増え、夕方の雨にも負けず盛り上がりました」と大会を振り返った。
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 団体順位は以下の通り。1位=アナスピ(2393点)、2位=スドエステ(1859)、3位=ノロエステ(677)、4位=パラナ(672)、5位=イビラプエラ(650)、6位=ピラチニンガ(416)、7位=コチア(51)、8位=パウリスタ(33)、9位=モジ(22)。
▽大会新記録【男子の部】西尾サンドロ(30の部)=円盤投げ25メートル76、山田ロペス(35)=走り幅跳び6m17、古美ルイ(40)=走り幅跳び6m9、西岡セルジオ(45)=砲丸投げ10m35・円盤投げ30m、岳内トモキ(65)=三千メートル走12分27秒、清水ヒロム(70)三段跳び9m54・走り幅跳び4m28、松島タクミ(75)=円盤35m43・槍投げ36m、清水義之(80)=四百米1分18秒・百米15秒75、宇佐見守(80)=槍19m・4百米1分5秒、吉瀬ススム(90)=円盤14m18・砲丸5m29。
【女子の部】杉山マウリセ(35)=槍31m、中山ラウラ(50)2百米27秒10、中原田スエコ(60)=千五百米6分35、福森イザウラ(70)=三段5m44、清水みつ(80)=百米18秒58。