椎の実学園で音楽発表会=卒園生、父兄も美声響かせ

ニッケイ新聞 2011年11月22日付け

 椎の実学園(落合磨園長)は10月30日、サンパウロ市サウーデ区の鳥取県人会館で「第45回音楽発表会」を開き、社会人として活躍する第一期生はじめ卒園生たちも多数出席して発表会を有意義に盛り上げた。いつも変わらぬ学園愛には後輩たちも感動し、心豊かな合唱にも力が込められた。
 日伯両国歌、学園校歌の斉唱、落合園長、生徒代表・滝田由香里さんの挨拶の後、故・小野寺七郎氏の追悼で同氏が作曲した移民50周年祭記念曲「南国の宵空」を全校生徒、同窓生、父兄が斉唱し、プログラムに入った。
 幼年部、少女部、上級部、同窓部が合唱、独唱、器楽演奏四重奏、キーボード独奏などで日本の童謡を披露、日頃の練習の成果を舞台で繰り広げた。
 指導は小山裕子、太力ミリアン、小野スミレ各教師。同窓生もコーラスに参加して「Anel Magico」「なぜ」「道」「Quem Sabe」など美しいハーモニーを披露し、教師や父兄、生徒たちを感動させていた。
 フィナーレは「今日の日はさようなら」「蛍の光」を大合唱。一同は「46回目の来年はさらに素晴らしい歌声を聴いていただけるように、いっそうの精進を続けていきましょう」と誓い合い、生徒代表桐野路江さんの終わりの挨拶で閉会した。