レジストロ「辰年の集い」=5〜95歳まで賑やかに

ニッケイ新聞 2011年11月29日付け

 今月15日、レジストロ文協会館で「第12回辰年の集い」が催された。2000年の辰年、節目の年に第1回の集いが開かれ、来年はまた辰年を迎える。
 当日は、最年少(11)の5人、最高齢者の高橋晴海さん(95)を含め48人が参加した。
 同伴者を含めると約90人がレジストロ、サンパウロ、モジ・ダス・クルーゼス、クリチーバから参加し、ビンゴや籤引きで楽しい一時を過ごした。
 3回連続で参加しているサンパウロの多菊フミさんは、「私はレジストロに住んだ事はありませんが、皆さんはとても親切でこの集いを楽しみにしています。ミラカツの曲がりくねった峠を下り始めると、故郷新潟を思い出し感動いたします」と語っていた。
 また、レジストロ出身で22年前アメリカのカリフォルニアに移住し、12年ぶりにブラジルに帰ったという佐藤(旧制・山田)由美さんは、「辰年の弟と参加したのですが、こんなに大きい賑やかな集まりだとは想像していませんでした。ビックリしました。とても素晴らしかったです」と感想を述べた。
 5人の「最年少辰年」が参加者の健康を祝してボーロを切った。
 「来年は私の孫が生まれます。零歳の辰年の孫を連れてこの集いに参加したい」と話す人もいた。来年のことを言うと鬼が笑うと言うが、実現してもらいたいものである。(金子国栄さん通信)