第17回ブラジル紅白歌合戦=今年の勝敗の行方は?=震災支援イベントも=12月4日

ニッケイ新聞 2011年11月30日付け

 やはり年末は紅白歌合戦、そして被災地の子供たちに愛の手を—。ブラジル日本アマチュア歌謡連盟(NAK、北川好美会長)は『第17回ブラジル紅白歌合戦』を来月4日午前9時から、文協大講堂で盛大に開く。在聖日本国総領事館、汎米日系人協会の後援。入場無料。
 1995年の日伯修好百周年を記念して始まった同イベント。今年で17回目を数える年末コロニアの風物詩ともなっている。
 NAKバンドの伴奏で老若男女各30組が、03年にNHKからブラジル紅白歌合戦に贈られた優勝旗を競いあう。総合司会は井川ルシアさんと渡辺美枝さん、紅組は原房子さん、白組は小島一夫さんがキャプテンを務める。
 なお、午後に予定される震災支援特別イベント「がんばれ援歌—東日本大震災を想う」では、ゲスト司会に藤瀬圭子さんを迎え、母県への支援活動を行なうブラジル宮城県人会の中沢宏一会長や、今年6月に訪日、日本アマチュア歌謡連盟・東北連合会(正木章会長)に約83万円の義捐金を手渡した北川朗久NAK名誉会長らが復興に対する思いを語る。
 会場では千羽鶴も飾られ、募金した人には折鶴一羽が贈られる。今回寄せられた浄財全額が宮城県人会を通して、被災地の子供たちへ千羽鶴と共に届けられる。
 作詞家もず唄平さんによる「がんばれ援歌」をポ語で歌う北川会長は「今年はどちらに軍配が上がるか予想もつきません。年末のひと時を楽しんで欲しい」と話しながらも「イベントを通じて被災地にコロニアの思いを伝えたい」と多くの来場を呼びかけている。
 問い合わせは志田若代実行委員長(11・9655・6636)まで。