レジストロ市=地元出身の軍警部隊長=村山セルジオ中佐=「仕事に一生を捧げる」

ニッケイ新聞 2011年12月9日付け

 村山孝雄セルジオ中佐(49、二世)が10月5日、レジストロ市のサンパウロ州軍警第14部隊長(アルベルト・メンデス・ジュニオール軍警大尉)に就任した。同部隊の管轄は同市を始め、セッテ・バラス、イグアッペ、ミラカツーなどの12市町村。約400人の隊員が勤務する。
 1918年に長野県から来伯した祖父七郎さんが入植した同市中心部から約14キロのタクァラスで、村山正・マツエさんの息子として生まれた。成績優秀な模範的生徒として小中高、続いて22歳でバーロ・ブランコ軍警校を卒業し、25年間同部隊に勤務した。
 村山隊長は「10歳の時、校外学習でこの部隊を見学した。説明をしてくれた部隊長の椅子に自分が座るとは夢にも思わなかった」と振り返り、「軍警は、他人の安全と幸せを守る使命が課せられた聖職者。入隊した時宣誓した通り、これからもこの職業を愛し、一生を捧げる覚悟」と決意のほどを見せていた。(金子国栄さん通信)