グループフレンズ=終日満員!グラン紅白歌合戦=勝利の白組へ大きな拍手

ニッケイ新聞 2011年12月23日付け

 グループフレンズ(蛯原忠男会長)主催による『第15回グラン紅白歌合戦』が18日、文協大講堂であり、白組が7度目の優勝を飾った。
 終日満員となった会場は、フレンズ・オーケストラによるレベルの高い生演奏や出演者の熱唱で大いに盛り上がった。
 今年は「絆」がテーマ。男女28組総勢56人の歌手が勢ぞろいし「上を向いて歩こう」が合唱された。
 舞台で出場者らは、プロ顔負けの歌唱力で演歌、歌謡曲、日本のアニメ主題歌など様々なジャンルの曲を歌い上げた。
 衣装も凝っており、孔雀の羽飾りを背負って歌う人、舞台で早着替えする人など観客を目でも楽しませた。
 島田デボラさんの「帰ってこいよ」では海藤三味太鼓と共演、迫力のある演奏に会場は静まりかえった。
 最前列で見入っていた高本武さん(91、北海道)は「歌のうまさは同じくらいだけど、衣装の豪華さで紅組が勝つかな」と評価。
 「うちの母ちゃんが歌うから」と、受付を手伝っていた山口シゲオさん(72、二世)は会場に移り「今年で70だけど、ステージに立つと20歳位に見える」と嬉しそうに周りの人へ話しかけていた。
 来場者から集めた洗剤などの物品をはじめイベント全体の純利益は「憩の園」へと贈られた。