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ニッケイ新聞 2011年12月24日付け

 サンパウロ市道路のトラック規制問題。花卉生産者は「花は食料ではないと言われるが傷みやすい」と市の不理解を嘆いた。セアザでは野菜が午前8時頃から入り始め、花のフェイラがその前に行われるため午前2〜10時の間に花卉業者が出入りする。「こんな時間に規制されたら、1万人が出入りするセアザは大混乱」と関係者。セアザはサンパウロ市の食料供給の6割を担うだけに我々市民の胃袋にも直結する問題だ。
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 桂三枝師匠が11月に老ク連を訪れ、会員が用意したフェイジョアーダを師匠自ら皿によそってサービスするなど、親しく話をした話題は記憶に新しい。日本で最近放送された、この時に収録された番組を見た人によれば、今回の訪伯の時に取材した「ブラジルで苦労して生きてきた日本人」を題材にした新作落語の一部が番組の中で披露されたそう。もしかしたら、老ク連で「同じ釜のフェイジョアーダを喰った」人の体験談が落語になっているかも。ぜひ、当地でも披露して欲しいものだ。