東西南北

ニッケイ新聞 2012年1月6日付け

 ミナス州エストレラ・ド・スルで、ダイヤの原石を拾った(?)人がいる。12月始め、自宅前の舗道で友人とダイヤの話をしていた70歳男性の足元に、トラックが通り過ぎた直後に飛んできたのがダイヤの原石。人口7千人の町は1970年代に舗装を始めたが、舗装用の砂利は、世界で6番目というダイヤが見つかったバガージェン川から運んだもの。町中を掃いてアスファルトの中にある原石を探すと意気込む住民もおり、町中の道路が掘り返されたら修理費は…と市長の懸念は広がる。原石は4カラットで、磨けば5千レアル、宝石として加工すればそれ以上の品とか。
     ◎
 12月に起きた火災後一部運行停止となっていたサンパウロ市のパウリスタ都電公社(CPTM)7、8号線が3日から運行を再開。中途半端な爆破で、いつ崩れても不思議ではないビルの姿に、乗客はヒヤヒヤ、ドキドキ。
     ◎
 雨が多い暑く季節はデング熱が気になるが、リオデジャネイロと連邦直轄区が昨年中の実態報告が行われた。リオ州では16万8千人が感染し、140人が死亡。連邦直轄区の症例は88%減ったものの、免疫のある人が少なく治療の難しい4型患者が隣のゴイアス州で見つかった。また、バイーアで休暇を過ごしたロナウドがデング熱で入院、話題となっている。溜まり水の処理など、くれぐれも注意を。