大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年1月6日付け

 「寿し安」の氏家保一さんは寿司マシン販売にとどまらず、将来には州内に配給センターを作り、仕込んだ材料をそこから運び込み、店では提供するのみという営業の形を取ることも考えているという。「これからはどんどん人の手から離していった方が良い」と持論を展開。寿し安パウリスタ閉店前後は日本に旅行に行って休暇を取ろうと思っていたそうだが、「生涯現役でいたい」とやる気満々。
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 弓場農場のクリスマスの集い。30日夜も同じプログラムで公演が行われたが、25日には出場しなかったYOSAKOIソーランチーム「トモダチ・デ・ビリグイ」が演技を披露した。昨年のYOSAKOIソーラン大会ジュベニールの部で優勝した強豪チームで、小原明子さんと熊本由美子さんが指導と振り付けを行った。「秋の風」というテーマで紫色、オレンジ、グリーンの鮮やかな衣装で登場し、笑顔が輝く切れのある演技で観客を魅了した。公演後は弓場の他の女性達も「ビリグイは舞台慣れして上手くなったわね」と笑顔。
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 岩手県人会が発行する会報「岩手県人会ニュース」の176号(12月発行)から、小紙と同様にルビが振られるようになった。会員の約3割が二、三世。もちろんポ語欄もあるのだが、漢字以外は読める人が多いこともあり、二世役員の強い要望で始めたという。千田曠暁会長は「作業は大変ですが、日本語の啓蒙の意味もある。少しでも親しんでもらえれば」と話している。