東西南北

ニッケイ新聞 2012年1月17日付け

 2月17、18日のサンパウロ市カーニバルのスペシャルグループと24日の優勝チームのパレード入場券の券売所での販売が16日から始まった。サンパウロ市内はアニェンビーの他、カニンデとパカエンブの競技場、イビラプエラ体育館、サントアンドレはブルーノ・ジョゼ・ダニエル競技場、バルエリはジョゼ・コレア・スポーツ体育館で。販売は月曜〜土曜日の11〜17時で1人10枚まで。半額券販売はアニェンビーのみ。アルキバンカーダは65レアルからだが、16日朝の時点でIngresso Facilが価格の詳細未発表とG1サイト。カマロッテはすでにほぼ完売という。
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 干ばつに泣いていた南伯に雨。ただ、ポルト・アレグレでは2日間で1月の平均降水量の6割が降り、家屋の崩壊も起きるなど、降れば土砂降り的傾向は否めず。南大河州の場合、トウモロコシは回復が難しいが、大豆は少し状況改善とか。
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 コスタ・コンコルディア号転覆では、乗客の肉体的・精神的ショックも大きいはずだが、夢への出資として出した大金と実現を心待ちにしていた気持ちを踏みにじった事故は非常に重い。同号でのクルーズは一番安い客室でも788米ドル。庶民が簡単に出せる額ではない。仮に補償が効いて「もう一度」ということになっても、あの恐怖のあとではもう船に乗りたいとは思わないだろう。