大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年1月19日付け

 毎年公演ツアーで来伯する和楽団『ジャパン・マーベラス』。JICAのシニアボランティアとして和太鼓の普及に寄与した、同楽団の前団長・小田幸久さんが率先し、2005年に第1回が実現した。チケット代は必要経費のみに当てられ、出演料は無料。また06年からは毎年ワークショップも開いて当地のグループを指導するなど、和太鼓へ掛ける想いは熱い。
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 先日のGB連合の総会では、最後に10年以上前から議論されてきたというゲートボールの表記方法に関して報告があった。これまでは英語の「GATEBALL」がそのまま使われてきたが、来年からこちらでの発音にあわせ、「GUEITEBOL」に変更されるとのこと。「FOOTBALL」もポルトガル語の発音にあわせ「FUTEBOL」に変わったそう。サッカー同様、ゲートボールも表記変更でブラジル社会に広く認知されるようになる?
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 裏千家ブラジルセンターは昨年も年間を通じ、各地で茶道講座やデモンストレーション、供茶、ワークショップなどを実施した。特に、航空会社「TAM」の乗務員に対して「茶道エチケット講座」を数回開き、約500人が受講したとか。同センターの林宗円さんは「ブラジル人の先生を育成していきたい」との抱負を挙げ、1954年にブラジル、亜国、メキシコ、ペルーの4カ国で同時に設立された各支部でともに迎える60周年に向けては、「準備を進めていきたい」と意欲を見せていた。