東西南北

ニッケイ新聞 2012年2月2日付け

 サンパウロ市南部のガソリンスタンドで1月31日朝、オートマチック車の運転席に座った老婦人がギア操作を誤ったのか、夫を撥ねてからコンビニエンスストアに突っ込み、さらにバックして別の車に接触という事故。事の顛末は二つの防犯カメラに記録されているが、最初に運転していた夫は、車を降りてコンビニに向かう途中で後ろから撥ね上げられ、コンビニにいた別の男性もあわやのタイミングで身を交わした。夫が降りた後、運転席に移った妻の身に何が起きたかは、本人も動転し、思い出せない。紙一重で難を逃れた男性は「奥さんにケガがなくてよかった」というが、軽いケガをした夫は病院に。夫には妻を訴える気がないため、警察も傷害罪での調書を作らなかったというが、ガソリンスタンドと接触された車の被害は?
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 癌で闘病中のルーラ前大統領に嬉しい知らせ。オランダのルーズベルト財団が世界平和に貢献した人物に贈る「フォー・フリーダムス」賞に、ブラジル人として初めて選出された。貧困に苦しむ人たちの生活改善に尽力したことが受賞の理由となった。ルーラ氏の他に選ばれたのは、イラクの核兵器解体に尽力したフセイン・シャハリスタニ環境大臣や、イラク戦争時に報道の自由を貫いたカタールの放送局アルジャジーラなど。授賞式はオランダで5月12日に行われるが、ルーラ氏は出席の意向を示している。