上野アントニオ元下議=州各地に遺灰、記念植樹も

ニッケイ新聞 2012年2月3日付け

 昨年9月に逝去し、パラナ日伯商工会議所、パラナ文化運動連盟(リーガ)創立など日伯友好、日系団体統合に尽力した上野アントニオ義雄元連邦下議(享年89)の遺灰が、同氏にゆかりのあるパラナ州の各地に埋められ、記念の植樹とセレモニーが順次行われている。
 ロンドリーナでは先月29日、同日行われたパラナ日伯文化連合会(リーガ・アリアンサ)の総会に先立ち、同連合会本部敷地内でセレモニーが行われた。
 読経の間、出席者は順番に土をかけ、上野氏の遺灰にその遺徳を偲んだ。
 州都クリチーバでは既に行われた。今後は上野氏の出身地カンバラーのほか、アサイー、ローランジャ、マリンガー、ゴイオエレーの各文協で行われる予定。