■尋ね人■セツコ、英子姉妹を知りませんか?

ニッケイ新聞 2012年2月3日付け

 徳島県出身の野口伊勢蔵さん(59)=東京都在住=が、姉のセツコ(漢字は不明)さん、妹の英子さん(53)を探している。
 野口さんは一家6人で1960年8月、ブラジルに農業移民として移住し、レジストロの茶園(パトロンはシマダ氏)に入植した。伊勢蔵さんは18歳のとき単独でリオに移り、23歳で日本に帰国した。
 一家は以降、サンパウロ市へ移り住み、伊勢蔵さんと一家は連絡が途絶えがちになった。10数年前に伊勢蔵さんが再びブラジルを訪れたときは、当時リベルダーデ区に住んでいた父保一さん(故人)と英子さんに会うことができ、既に結婚し家を出て、市内に住んでいたセツコさん(結婚後の名字は不明)宅も訪れ、再会を果たしている。
 帰国後、伊勢蔵さんはセツコ、英子さん宅の住所や電話番号を紛失。このたび再移住を考え、一時的にブラジルに滞在しているものの訪ねられずにいる。母と弟は既に他界している。
 英子さんは結婚後名字が変わっている可能性もある。「明るい性格で友人が多かった。誰か妹を知っている人がいるのでは」と野口さんは話す。
 セツコさんは日本語を話すが、英子さんは幼少時に来伯したため、ほぼポ語のみだという。
 野口さんは来月6日まで群馬県人会館に滞在している。消息を知っている人は、群馬県人会(11・3341・8085)まで連絡を。