大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年2月11日付け

 長崎県人会が昨年6月に開催した『ちゃんぽん祭り』には会員74人が手伝いに参加、一昨年に再結成された婦人部が 中心となって切り盛りした。事情を知る多くの人が会場で麺を啜って〃支援〃した。苦しい台所事情にも関わらず、その純益5千レアルは全額、東日本大震災の義捐金に。今年は式典準備のため、同祭は催されないというが、自利利他を実践した同県人会の活動に今後も期待したい。
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 モデル交番があるミナス州ベロ・オリゾンテ市のパンプーリャ文化センターは、建物内に図書館を設置し、パソコン講座や子供向けのアニメの上映、剣道や柔道、踊り、サッカーや野球、カポエイラなども行なわれているそうで、日本の交番では考えられない、警察の業務の範疇を超えていると思われるような活動も。展示されていた写真ではゴメス中尉や警察官数人、大勢の子供達が満面の笑みを見せ、モデル交番が順調に滑り出していることが伺えた。ミナス州は広いので一気に普及は難しいだろうが、少しずつ広がってほしいもの。
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 「誰も電話取らないけど、もしかして新聞社は潰れたの」—!? 皮肉めいたレクラマに耳が痛い日々。というのもベテランのテレフォニスタが休暇中。社外からの電話が他の部署に回されるのだが、人員が限られており、十分に対応できず、大変ご迷惑をおかけしている。未配達のお叱りを受けることも多く、こちらとしては平身低頭するしかない状態…。