応募者79人が全員合格=太鼓協会が検定試験実施

ニッケイ新聞 2012年2月15日付け

 ブラジル太鼓協会(島田オルランド会長)は1月25〜27日の3日間、イビウーナ文協会館で太鼓の講習、練習並びに4、5級の検定試験を実施した。
 同協会では毎年1〜2月に検定試験を行っている。今回はサン・ジョゼ・ドス・カンポス、アルジャー、オザスコ、レジストロ、サント・アマーロなど13地区から79人が試験に挑んだ。
 試験官を担当したのはJICAシニアボランティアの蓑輪敏泰さん。4級に39人、5級に40人と受験者全員が合格した。中には2、3回と挑戦し合格した受験者もいた。
 試験の合間にはワークショップも行われ、昨年の全伯和太鼓選手権大会の課題曲「がんばれ日本」、新曲「絆日伯」、「薩摩隼人」の3曲を練習した。
 同協会は1月18〜20日にはパラナヴァイで4、5級、今月4、5日はオザスコで3級の検定試験を実施、更に25、26日は同地で1、2級の試験を行なう。
 また2011年度ブラジル和太鼓チャンピオンの「若葉太鼓」(クリチーバ)が、3月20日に群馬県の前橋市で開催される全日本太鼓選手権大会にブラジル代表として参加する。蓑輪さんも同行、4月1日に帰国予定。
 この検定試験は太鼓を愛する若者に大きな自信を与えることだろう。
 (金子国栄さん通信)