クリチーバ=大震災、パ州洪水から1年=一周忌追悼法要に150人

ニッケイ新聞 2012年3月13日付け

 パラナ州クリチーバ市では同市仏教各宗派の共催により11日午後、市内の日本公園図書館で東日本大震災、パラナ州沿岸地方大洪水の一周忌追悼法要が行われ、約150人が集まった。地震が発生した午後2時46分の時刻に、クリチーバ文協若葉太鼓の追悼奉納太鼓によって開始された。
 浄土宗クリチーバ日伯寺の開教使大江田晃義さんによってお経が読み上げられる中、建物外まで溢れた参列者により焼香が行われた。参列した山口登在クリチーバ総領事はパラナ州からの日本復興支援への感謝を述べ、「両被災地での復興、震災で大切な人を亡くした人々が早く立ち直れるように祈りたい」とあいさつした。
 田村力雄さん(りきお、新潟、69)と藤田良子さん(滋賀、84)は「少しでも亡くなった人々のご冥福を祈りたい」と参加していた。(長村裕佳子クリチーバ通信員)