「心技体を鍛えよう!」=駐在員子弟を対象に企画=90人が春休みに汗流す

ニッケイ新聞 2012年4月13日付け

 【既報関連】日本人学校などに通う駐在員子弟が春休みの期間中、日頃の運動不足を解消して思いきり遊べる機会を設けようとプロフットサルプレーヤーの横澤直樹さんの企画で4月10日までの19日間、「心技体」を育成するイベントがサンパウロ市の北海道協会で開かれた。
 フットサルとテコンドー、キックベースなど日替わりのメニューを設けて楽しんだ。テコンドーは4段の腕前を持つ吉永クラウジオさん(21、三世)、フットサルは元東京ヴェルディスクールコーチの森久保憲秀さん(30、神奈川)が担当した。口コミで徐々に増え、90人が参加した。
 6日は27人の子供達が参加し、有り余ったエネルギーを存分に発揮させ、午後1時〜6時までたっぷり汗を流した。
 子供二人を参加させた大森理恵さん(42、広島)は「日本とは違って放課後に遊べるわけではなく、外に出すのに苦労する。良い顔をして帰ってくるので、今後もぜひ続けてほしい」と笑顔を見せた。
 横澤さんは「親の仕事の都合で旅行にも行けない子供達を遊ばせ、運動させたいという保護者の期待に応えられたのでは」と満足そうに話した。