東西南北

ニッケイ新聞 2012年5月30日付け

 このところ暖かい日が続くが、寒い日は湯気の立つスープが嬉しい季節となったのを受け、本30日からサンパウロ州保税・一般倉庫公社(Ceagesp)ことセアザ恒例のフェスティバル・ダ・ソッパが始まる。9月2日までで、水、木、日曜は18時〜翌日未明1時、金、土曜は18時〜翌日未明4時に開催。玉ねぎをたっぷり使う定番のオニオンスープは40年の伝統の味。週変わりの4種類のスープも1人21・90レアルで食べ放題だ。入り口は3番ゲートで駐車場は無料。
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 サトウキビから作るブラジル産のカシャッサ(ピンガ)は、ウォッカ、韓国焼酎に次ぐ消費量を誇る蒸留酒だが、英国のDiageo社が国内3番手のYpioca社を9億レアルで買収とのニュース。ジョニーウォーカー銘柄のウイスキーやスミルノフ銘柄のウォッカで知られるメーカーがカイピリーニャで売り出す?
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 サンパウロ市から70キロ離れたイトゥペヴァにある大型プール施設「ウェットン・ワイルド」が、9月までのプール休閑期用に温水プール・アトラクションとして、「カスカン秘密の島」のオープンを発表した。「トゥルマ・ダ・モニカ」のお風呂嫌いの男の子カスカンをイメージ・キャラクターにしたもので、同施設はこの建設に1千万レアルをつぎこんだ。遊園地多難の今、サンパウロ州の子供たちにアピールしそう。