歌手・西城秀樹さんが来伯!=第4回ドリームコンサート=9月、ビア・フンシャルで

ニッケイ新聞 2012年5月31日付け

 『ドリームコンサート&西城秀樹オンステージ—絆』が9月16日午後4時半から、サンパウロ市のビア・フンシャル(Via Funchal, Rua Funchal, 65, Vila Olimpia)である。2009年に移民101周年を記念して始まり、今年4回目を迎えるCROCプロダクション主催の日本歌謡ショー「ドリームコンサート」で歌う。1989年の初来伯以来2回目。西城さんは「40年の活動の節目をブラジルのファンの方と祝えることができて嬉しい」とコメントしている。

 西城さんと仕事を共にするピアニストと懇意で、同コンサートでプロデューサー兼ディレクターの鎌倉祐子さんが招待し、実現した。
 「毎回新しいことをしてきた。エンターテインメントにあふれたショーを届けます」と意気込む。「コロニアの歌謡大会では西城さんの曲を歌う人が多いものの、彼自身ことは知らない人がほとんど」と大物歌手の公演を喜ぶ。
 西城さんほか8人のコロニア歌手が出演予定で、全員が国内外の歌謡大会で活躍する実力派。出演者の一人、クニヒロ・タナハラさんは昨年のパウリストン大会の優勝者だ。今回は昨年よりも規模を拡大した3千人を収容する会場で、3時間近くのエンターテインメント・ショーが繰り広げられる。
 例年通り日本で流行した歌謡曲ショーのほか、今年は観客を巻き込んだ寸劇のようなパフォーマンスも企画されているという。チケットの発売開始日は未定。詳細はHP(www.dreamconcert.com.br)まで。
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 さいじょう・ひでき。広島県広島市出身、57歳。1972年に歌手として活動を開始、俳優としても活躍する。「ヒデキ」の愛称で同世代の歌手、郷ひろみ、野口五郎とともに「新御三家」と呼ばれトップアイドルとして人気を博した。その後もNHK紅白歌合戦連続出場のほか、映画、テレビ、舞台、ラジオ、海外公演、執筆活動等で精力的に活動している。2003年に脳梗塞を発症し、回復に励みながら芸能活動を続ける道を選んだが、昨年末に再発、現在もリハビリを行っている。