エンブー・ダス・アルテス市=日本文化週間、開催中!=アート展、多彩な催しも

ニッケイ新聞 2012年6月16日付け

 アートの町として有名なサンパウロ州エンブー・ダス・アルテス市で、4回目となる「日本文化週間」が市内各地で行なわれている。24日まで。
 16日からメストレ・アシス文化センター(Largo 21 de Abril, 29)で開かれる「第4回日系アート・工芸展」では、絵画、彫刻、和紙絵、墨絵など約30人の日系アーティストの作品約60点、1977年からエンブーに住み昨年77歳で亡くなった画家、中嶋岩雄氏へのオメナージェンとして同氏作品18点が展示される。午前9時〜午後5時、7月9日まで。
 16日午後1時からは仏陀の誕生を祝う「青葉祭り」が慈恩院(Rua Professor Mario Osassa, 1149, fim da rua, Jd. Magali)で、17日午前10時からは「先没者慰霊祭」がロザリオ墓地(Avenida Elias Yazbek, 1713)である。
 08年の日本移民百周年を記念して始まった「第5回アニマエンブー日本祭り」はフランシスコ・リッゾ広場(Rua Alberto Giosa, 320, Centro)で、23、24日の両日(午前10時〜午後11時)、舞台で音楽、踊り、コスプレ、太鼓やカラオケなど様々な趣向の演目が披露され、いけばなや折り紙のワークショップ、漫画作品のコンクールなどが行われる。
 案内のため来社した市文化局のパウロ・ダットさん、エンブー在住のアーティスト・村田ヒロミさんは「昨年はすごい人出だった。市を挙げて日本文化が評価されている」と喜び、「普及はまだまだ始まったばかり。エンブーの日系芸術家の仕事をぜひ見てほしい」と多くの来場を呼びかけた。
 問い合わせは同市(電話=11・4785・3632/HP=www.embudasartes.sp.gov.br)まで。