援協=奄美事業所にPC室新設=「子供の自立に」西本州議が支援

ニッケイ新聞 2012年7月6日付け

 西本エリオ・サンパウロ州議の議員修正予算(Emenda Parlamentar)で、援協の社会活動部「奄美事業所」(税田清七運営委員長、渋谷ウィリアン施設長)にコンピューター室が開設された。
 寄贈されたのはコンピューター36台、マルチプリンター1台、プロジェクター1台、サーバ2台(8万レ相当)。
 先月27日午前、開所式が行われ、西本州議は「非常に良い活動場所ができた。今後も子供達の自立に役立つ」とのべ、生徒代表から記念プレートを贈呈された。
 奄美事業所は2003年に開設され、サンパウロ市東部のビラ・カロン地区で地域の低所得家庭児童の健全育成を支援する活動を実施している。現在は91人の6〜14歳の幼少年を無料で受け入れ、7人の職員が非行防止教育、社会教育にあたっている。
 プロジェクトは保護者や地域社会、サンパウロ市役所などから「非行が減少し、子供の能力も伸びている」と高く評価され、入学希望者も増加。昨年から拡張が検討されている。