東西南北

ニッケイ新聞 2012年7月11日付け

 10日が〃ピザの日〃だったことにちなんで行われた調査によると、サンパウロ市民が1日に食べるピザは100万枚で、ブラジルで食べられるピザの25%を占めている。また、ピザの本場イタリアでは国全体での1日のピザ消費枚数は200万枚以下。同国の人口がサンパウロ市の5倍あることを考えても、改めてサンパウロ市民のピザ好きぶりが伺える。なお10日、サンパウロ市北部のアニェンビでは15メートルの巨大ピザが作られた。
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 7日、ブラジルサッカーの地元同士の伝統の一戦の中でも最も人気があるとされ、〃フラ・フル〃と呼び習わされるリオのフラメンゴ対フルミンセンセ戦が最初の対戦から100周年を迎えた。100周年記念となった7日の全国選手権での対戦はフルミネンセが勝ち、100年での対戦成績を123勝139敗127分とした。惜しむらくはマラカナン・スタジアムがW杯改装中のために使用できなかったことか。
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 オーストラリアのシドニーで開催されている、マイクロソフト社主催の世界学生ITコンテスト、第10回イマジン・カップでブラジル代表のロベルトとエドゥアルドのソンニーノ兄弟がエントリーした三つのカテゴリー全てで優勝し、同大会の話題をさらった。ロベルトはUSP、エドゥアルドはUNICAMPと、いずれもサンパウロ州立大学の工学科学生。サンパウロ州の理系教育界にも朗報だ。