「ブラジルで歌えること感謝」=歌手 井上祐見さんが意気込み

ニッケイ新聞 2012年7月14日付け

 日本の演歌歌手、井上祐見さんが13回目となるブラジルでのツアーのために来伯した。
 今年のツアーテーマは例年と同じく『あなたに会えて良かった』。約2週間の滞伯で、グァタパラの入植50周年記念祭などで公演を行う。
 10日にはサンパウロ市内で歓迎会が開かれ、10年来のファン含む約40人の支援者から温かな歓迎を受けた。2009年以来の来伯となる今回のツアーに「改めてブラジルの皆様の前で歌えることに感謝したい。より来場者の方々との交流が深まるような公演に出来れば」と意気込む。
 また、過去の公演で披露され人気を博した「ソウ・ジャポネーザ」「オブリガーダ笠戸丸」の作曲者、藤山節雄さんが亡くなって最初のブラジル公演だけに「藤山先生のためにも頑張りたいとの思いは強い」と話すなどやる気は十分だ。
 井上さんの滞伯中のスケジュールは次の通り。
 15日=日本祭り出演(未定)▼17日=ピラール・ド・スール公演▼21日=グァタパラでの式典に出席、芸能祭出演▼23日=離伯。