カラオケ全国大会=ブラジル代表に新出好章さん=「気負わず全力尽くす」

ニッケイ新聞 2012年7月26日付け

 横浜・関内ホールで8月5日に開催される『歌と踊りの祭典全国大会』(全国カラオケ指導協会主催)にブラジル代表として出場する新出好章さん(36、二世)が報告のため関係者らとともに来社した。
 同大会には日本各地の予選を勝ち抜いた約120人が参加し、ブラジルからの出場は2008年以来の4年ぶり。今年6月にあった『ブラジル全カラ祭り』で優勝し、自身初の全国大会への出場権を獲得した新出さんは「舞台の大きさは気にしない。気負わずに全力を尽くしたい」と静かに闘志を燃やす。全国大会でも、同祭りで披露した松原健之の「雪」で上位入賞を狙う。
 同指導協会の島田正市ブラジル統括本部長と川端幸蔵副本部長は「落ち着いて自分のペースで歌って欲しい」とエール。2008年の全国大会でグランプリを獲得した井川昭さん(72、愛媛)も「優勝などと意識せず、自然体で自分の歌を歌うこと。結果は後からついてくるもの」とアドバイスを贈った。