東西南北

ニッケイ新聞 2012年8月1日付け

 ロンドン五輪の初日に金・銀・銅を一つずつ獲得し幸先の良いスタートを切ったブラジル勢だが、その後はメダルなしの状態が続いている。4日目の7月31日も、男子柔道で最も金メダルが期待されていた81キロ級、サンパウロ州スザノ出身のレアンドロ・ギリェイロが実力を発揮できないまま敗退した。アテネと北京の73キロ級で銅、現在81キロ級で世界ランキング2位の実力者だったが…。
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 リオの連邦裁判所は7月30日、リオ州地方医師協議会(CREMERJ)が7月19日に発表した、自宅での出産を手伝った医師を処罰するという方針を差し止める判決を下し、地方看護協議会(Coren)の訴えに応えた。判決文によると「病院が不足している場合などに自宅分娩する必然性が考えられ、その際に医師は必要である」とのこと。CREMERJは「母親と赤ちゃんの安全のため」に上告する構えだという。
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 マット・グロッソ州の47歳の福音派牧師ジョイデ・ミランダさんが話題の的とグローボが報じている。ジョイデさんは26歳のときまで胸にシリコンを埋め込むほどまでに女性として生きてきたが、その後は男性に戻って結婚し、現在は1歳の男児の父。「同性愛者を異性愛者にする手助けをしたい」とするジョイデさんには同性愛者やゲイの息子の母親からの相談が殺到中だという。