東西南北

ニッケイ新聞 2012年8月11日付け

 12日に閉幕するロンドン五輪だが、この週末はブラジル民にとって楽しみな競技が目白押し。11日は11時から男子サッカー、14時30分から女子バレー、ボクシング男子のエスキヴァ・ファルコンが17時45分から、それぞれ金メダルを目指して戦う。12日の男子バレーは、3位決定戦なら5時30分、決勝なら9時に試合開始で、男子ボクシングの81キロ級ヤマグチ・ファルコンも、決勝進出なら10時45分に登場する(いずれもブラジル時間)。
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 連邦公務員のストが泥沼化しているが、サンパウロ州の交通技術公社(CET)も現在賃金交渉で折り合いがつかない状況となっている。CET側はストを否定しているが、その代わりに職員たちが取った手段が「集団献血」。献血を行う場合、減給なしで1日休めるが、職員全員でやればこれはもう立派なスト行為。サンパウロ市クリニカス病院は10日午前、押しかけたCET職員の対応に追われた。
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 サンパウロ市の米国領事館は8日、公式サイトでサンパウロ市への旅行者や市内に居住する米国人に対し、サンパウロ市東部のモルンビー橋に気をつけるようにとの警告を行った。サンパウロ市でも渋滞しやすいことで知られるこの橋は、待ち時間に車を襲う窃盗犯が多いことでも知られているからで、特に19〜21時のピーク時は気をつけろとのこと。車のみならず、同橋の狭い歩道も要注意だ。