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コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年8月11日付け

 ソロカバ市に建設されたトヨタ自動車の新工場の開所式で、豊田本社社長が盛んに強調していたのが「車は道がつくるもの」との言葉である。それぞれの国の違った顧客に喜ばれる商品を作るためには、その国の道を知り尽くさねばならない、との意味だそうだ。
 世界中に50の製造拠点を持ち、上半期の売り上げで今年2年ぶりに世界一を奪回した企業の社長であるだけに、その言葉の重みが違う。
 しかし、海外の拠点の中で最も長い歴史を持ち、「知り尽くしている」はずの当地における現行の国内シェアは3%弱。大勢の支持を受けているとは言い難いのが現状だ。
 今回の『エティオス』の投入は、トヨタとしてはやっと本腰を上げてブラジル市場に手を付け始めたということの表れか。54年をかけて積み重ねてきたものの成果が今、問われている。(酒)

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