東西南北

ニッケイ新聞 2012年8月24日付け

 23日は「ブラジルが生んだ最高の劇作家」と称されるネルソン・ロドリゲスの生誕100周年(1980年没)だった。それを記念し、現在サンパウロ市では九つの劇場でロドリゲスの名作が上演されている。その中のひとつ「デロテイア」は若手人気女優アリーニ・モラエスの主演で演じられ、「黄金の人形」は西部ラッパとパウリスタ大通りの2会場で二つの劇団によって演じられる。
     ◎
 マルセロ・クリヴェラ水産相の娘のデボラさん(30)が22日午後、ブラジリアで電撃誘拐にあった。デボラさんは同市のショッピング・エリアで駐車しようとした際に武装した男に乗り込まれ、シャッカラス・デ・セイランジア地区まで運転するように命じられた。デボラさんはそこに着くと下車して脱走し難を逃れたが、車は持ち去られた。デボラさんによると、犯人は車中で流していた教会音楽に涙する瞬間があったという。
     ◎
 人気女性司会者のシューシャが22日、数十年来のトレードマークの金髪を茶色に染め、大きな話題を呼んだ。生来金髪であったシューシャは、この変身ぶりに「白雪姫になったような気分」と感想を語った。これは美容メーカーのウェラと200万レアルの専属契約を結んだ一環として行われたが、この契約金はシューシャが設立した児童虐待防止の財団に寄付される。