東西南北

ニッケイ新聞 2012年8月31日付け

 29日夜、サンパウロ市市警の「殺人犯罪・人身保護担当課」(DHPP)のエウクリデス・バチスタ・デ・ソウザ課長がサンパウロ市東部の自宅前で撃たれて死亡した。防犯カメラの映像などから10代1人を含む4人の若者が逮捕され、30日朝、サンパウロ市中央のDHPPで取調べを受けた。4人は容疑を否認しているが、他の事件への関与も含めて捜査中。映像によると犯人らは強盗を名乗っており、計画犯罪の可能性は薄い。
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 ブラジル・サッカー連盟(CBF)が28日に発表した2013年のブラジルサッカー選手の試合スケジュールは、例年になく過密だ。12月中旬〜1月中旬のオフ以外、試合のない水曜日は6月12日のみとなった。その理由は6月中旬〜下旬にコンフェデレーションズ杯が入るのと、例年は7月まで開催だったブラジル杯が、参加チームの増加で開催期間が11月まで延長されたため。選手の体調管理は大丈夫か。
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 ブラジルの第2次世界大戦参戦からきのうで70年経ったが、ウインドウズ・トラヴェル・エクスペリエンスというブラジルの旅行社が、伯軍がイタリア戦線で戦った地域を回るツアーを組んでいる。伯軍の戦線はイタリア北部のポー川から西部ボローニャあたりで、そのほとんどが小さな村。観光バスが通るには道幅も狭く、各地をつなぐ道路も複雑とか。歴史を知る意味では重要だが…。