コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年9月4日付け

 「至らないところはたくさんあった」。長崎県人会の式典終了後、取材に対しそうこぼしていた川添会長だが、たくさんの表彰や記念品の受けわたしなどで細かな進行の滞りなどは見えたものの、大幅な時間のずれなどもなく、スムーズに進んでいたように思う。
 元会計理事の横領問題が県でも問題になったという経緯がある中で知事、県議会議長、市長らを呼んで式典やその他諸々を滞りなく終わらせるのは、相当の気苦労があったはずだ。無事に成し遂げた県人会関係者に拍手を送りたい。
 気になったのは州政府機関の代表者だ。来賓として壇上で最前列に座っているにもかかわらず、しかも始まって間もないのに何度も大あくび。挨拶も的外れだったような気が…。
 せめて我慢するか手で顔を覆うべきだろう。政府代表として自覚などない、この程度かと思わざるを得なかった。(詩)