鹿大 学長らがアマゾンなど視察=26日には同窓会も開催

ニッケイ新聞 2012年9月13日付け

 鹿児島大学の吉田浩己学長、前田芳實理事、寺岡行雄農学部準教授、同校OBの高原要次さん一行が、先月18日から実施した視察旅行の報告のため来社した。
 ブラジルでの同校同窓会の出席と鹿児島県人会の視察に加え、ブラジル各地の事情を視察し、教員の派遣を含めた交流事業の可能性を模索することが目的。
 視察団は10日間の滞伯で、サンパウロ市に加えベレン、トメアスー、ブラジリアのセラード地帯を訪問。ベレンではアマゾニア農業大学を訪れ、施設見学や互いの大学の概要説明を行った。26日にあった同窓会には約50人が出席した。
 吉田学長は「特にアマゾニア農業大学では充実した時間を過ごせた。学校間協定を結ぶことも視野に入っている」と視察の感想を語り、前田理事らも「共同で地域の活性化につながる研究が出来れば」と今後の積極的な交流に意欲を示した。
 一行は27日に帰国した。