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ニッケイ新聞 2012年9月19日付け

 佐々木教授が見せた在日ブラジル人の人口構成の変遷によれば、デカセギブーム直後の95年には、20代だけで40%近くを占めていた。その後、20代から40代までが平均してふくらむ形となり、かつて少なかった10代以下の若年人口(学歴期の子供ら)が2割以上となり、60代、70代高齢者の割合がみるみる増えた。デカセギ開始は85年といわれており、気がつけばあと3年で「30周年」。これは祝うべきか、どうなのか。
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 W杯との開催地となったリオデジャネイロの旧市街では、現在大規模開発が進行中。懸念の種であるホテル不足解消に向けて、今後4年間で2〜5つ星までの22軒のホテルを新設。売春宿で知られる「Le Paris」も改修され、高級ホテルに生まれ変わる予定だとか。治安の改善にも期待できそう…かな?
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 国際サッカー連盟(FIFA)はこのほど、14年W杯ブラジル大会の公式マスコットをアルマジロ(タツー)にしたと発表した。ブラジルの固有種で、絶滅の恐れがあるミツオビアルマジロ。体は黄、半ズボンは緑とブラジルカラー。名前は「アミジュビ」「フレコ」「ズゼコ」の中からファン投票で選ばれ、11月末にFIFA公式サイトで発表されるとか。しかしタツーは競技するより、ボールになるような気が…。