大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年9月20日付け

 ジウマ大統領のヘアメイクを担当するセルソ・カムラさん。取材を申し込むと、メディア担当に「確保できるのは最大30分」と言われた。ブラジル式に行っても待たされるかと思いきや、時間通りに担当者が玄関まで迎えに来、30分ぴったりで取材終了。講演やイベント参加に引っ張りだこで、超多忙の様子。そんなセルソさんのカット料金は350レアル。ブラジル有数の腕前に、一度はあやかってみたいもの。
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 セルソ・カムラさんに名前の漢字を尋ねると、「漢字は分からない。それに、カムラなんて名字あまりないでしょう。祖父母が名前を登録する時に、間違えたのだと思う」と答えた。確かにありそうでない名字。調べてみると、嘉村、蚊村などが存在することがわかった。しかし今となっては「調べようがない」のだとか。本当の名字は一体?
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 県連・ブラジル日本語センター共催による『弁論大会』と『スピーチコンテスト』。昨年の参加者は22人だったが、日本語学校生徒の大幅な増加により今年は44人に。「選んで減らそうと思ったけど、皆の気持を尊重したい」と全員出場させた。「来年もっと増えれば予選をやらざるを得ないかも」と嬉しい悲鳴を上げる諸川有朋・センター副理事長。