大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年10月31日付け

 満を持してのブラジル進出となったダイソー。谷口ユニットスーパーバイザーによれば、商品は日本で販売されているものをそのままの形で持ってくるため、パッケージやタグ、さらには記載されている使用方法なども全て日本語表記なのだという。コストの関係で致し方ないことらしいが、メキシコではこれにより「一目では何に使うかわかり辛いもの」の売り上げが伸び悩んでいるのだとか。この反省を活かして、ポ語での説明書きを添えるなどの工夫をするとのこと。電子レンジでご飯を炊く器具など当地には存在しないアイデア商品などは、日本語を解さないブラジル人はもちろん、100円商品に慣れてない日本人にも分からない?!
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 水産省の高級官僚、三世の佐羽内ルイスさん。大統領府での式典で同席した平崎靖之・サンスイ社長補佐は、「佐羽内さんは、まだ一度も日本に行ったことがなくて、いつか仕事で行きたがっている」と語る。また、昨年8月11日付け本紙で祖父母は北海道移民だったと紹介したが、何と曽祖父はアイヌ民族だったとか。その家族移住史のなかには、貴重な歴史の逸話が隠されているかも。