バルゼン・グランデ文協=創立80周年記念式典=300人が盛大に祝福

ニッケイ新聞 2012年11月2日付け

 バルゼン・グランデ文化体育協会(谷口勉会長)が20日、『文協創立80周年記念式典』を開催し、会員や役員、親族らを始め木多喜八郎・サンパウロ市文協会長、阿部順二連邦下議、在聖総領事館の佐野浩明首席領事ら、約300人が出席し盛大に節目の年を祝った。
 日伯両国歌斉唱後、谷口会長が「日本語学校で育んだ友情は今も続いている。先輩後輩が助け合った青年会も含め、文協は第二の家」と挨拶し、80年の存続を支えてきた関係者に敬意を表した。
 来賓らによる祝辞と記念プレートの除幕に続き、長年文協の発展に努めてきた名誉会員の樋口尚人、古川信夫、橋詰真八郎さんらに表彰状が手渡された。
 同文協が経営する日本語学校の生徒らも日本の童謡を合唱し会場を盛り上げ、谷口会長と婦人会の山口カタリーナ婦人会会長がケーキカットを行なった。
 最後に参加者らはスクリーンに映し出された文協の歴史的映像を眺め、また懐かしい面々と歓談しながら夕食に舌鼓を打った。黒本信之副会長は「大勢出席して頂き、80周年に相応しいとてもいい式典になった」と感慨深げに話した。