東西南北

ニッケイ新聞 2012年11月8日付け

 6日に米国大統領選挙と同時に行なわれた下院議員選挙でブラジル人が2人立候補したが、当選には至らなかった。フロリダ州45区で立候補したゴイアス州出身のロニー・オリヴェイラ候補(40、共和党)は同地区で30・6%の得票率で落選。同じくフロリダ州の26区で立候補したミナス・ジェライス州出身のジョゼ・ペイショット候補(52、無所属)は得票率わずか1・1%の惨敗だった。
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 ブラジル下院は7日、インターネット犯罪に対する刑法案を可決し、他人のコンピューターに侵入し、そこで得た情報などを許可なしにネットに流した犯罪者に対し、3カ月から1年の懲役刑を課すとした。これは今年の6月に女優のカロリナ・ディクマンさんがコンピューターを修理に出したところ、中に入っていた個人的な家族写真をネット上にばらまかれた事件を受けて検討されはじめたもの。この事件当時、具体的な処罰はまだ刑法で定められていなかった。
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 現在のブラジルサッカー界を代表するフォワード、フッキの妹アンジェリカさん(22)が5日、パライバ州で武装した男性たちに誘拐されたが、翌6日に自宅近くで解放された。フッキ自身も安堵のコメントを発表した。フッキは9月にロシア・リーグのゼニトと6500万ユーロという巨額の契約を交わしていた。