大耳小耳

ニッケイ新聞 2012年11月13日付け

 海外向けの多言語情報発信を専門とする機関「一般財団法人ニッポンドットコム」が運営するサイト『nippon.com』が昨年10月に創設され、6カ国語で記事が掲載されている、とのお知らせを海外日系新聞放送協会から受けた。どれどれと内容を確認すると、対応する6言語は、日英中仏西アラビアだという。世界最大の日系社会を有し、国民の間にも日系文化が浸透するブラジルのポ語がないのに驚かされたとともに、ちょっと寂しい気持ちに。今後ロシア語も追加されるらしいが、ポ語の追加は果たして何時の日か。
    ◎
 先週、サンパウロ市イビラプエラ公園でオーガニック・フェイラ(Feira da Agricultura Limpa e Produtos Organicos)が開催された。サンパウロ市が進める事業の一つで、今後土曜日午前10時〜午後1時まで開かれる。150の生産者が無農薬・無化学肥料で作った野菜、果物に加え、乳製品、鶏肉、豆類を販売するほか、オーガニックのパン、ジュース、シリアルが食べられる朝ごはん用バンカも出る。入り口住所=Rua Curitiba, 292, Vila Mariana。なお、同市によるオーガニック・フェイラ第1号はブルレ・マックス公園、第2号はカルモ公園で実施されている。当地でも、ようやく有機農産物への理解が深まってきたか。