コラム オーリャ!

ニッケイ新聞 2012年11月27日付け

 サンボードロモの昨年のカルナバルを〃観戦〃したさい、コリンチアンス応援団チーム「ガビオンイス・ダ・フィエル」を支持する観衆の、他を圧倒する盛り上がりや、不気味なほどの一体感にぞっとした覚えがある。
 上から旗が落ちてきてぶつかりそうになったので頭にきて客席を見上げたが、当然ながら周囲の迷惑を全く意に介していない様子だった。
 そんな人達が日本に一挙に一万人も押し寄せたらどうなるのだろう。グローボのコバリッキ記者は日本の習慣を色々説明していたが、もしコリンチアンスが試合で負ければそんなことは頭から抜けてしまうに違いない。
 コリンチアーノ達が日本でどのようにふるまい、日本のメディアがそれをどう取り上げるか。彼らの訪日により、ブラジルのイメージが著しく悪化することにならないよう切に祈る。(詩)