パラー商工会議所=忘年会に2百人、盛大に=山田会頭が日本語で挨拶

ニッケイ新聞 2013年1月4日付け

 【パラー州べレン発】パラー日系商工会議所(山田フェルナンド会頭)は、恒例の「交友の宴」(忘年会)を、12月7日午後8時よりベレン市内ホテル開催した。青年部役員や職員の奮闘で、役員はじめ会員の家族及び招待客約200人が参加する盛大な忘年会となった。
 沼田行雄・在べレン総領事、大岩玲首席領事、阪野真司領事、奥野正樹副領事、吉田仁副領事、山田純一郎・商議所名誉会頭、沼沢末男アマゾニア連邦農牧大学長夫妻、生田勇治会長(汎アマゾニア日伯協会)、及川定一会長(日伯援護協会)ら日系団体代表者、加藤マリオ市長(サンタイザベル)、上杉サンドラ市長(イガラッペ・アスー)、火浦セルジオ市長(サントアントニオ・ド・タウア)、小川レナト副市長(バルカレーナ)等多くの市長らも出席した。
 山田会頭と沼田総領事の挨拶及び夕食後は、特別出演のシニアボランティア、山田ひろこさんによる琴の演奏、オペラソプラノ歌手の奥山ちあきさんによる独唱が披露され、会場を魅了した。
 山田会頭は、一昨年の忘年会で名井良三前総領事と約束した「挨拶は日本語で」を守り、今年もたどたどしい日本語で挨拶して会場の雰囲気を和らげた。
 山田会頭は来年、ブラジル北部の会社の代表としては初めて、全国スーパーマーケット協会(ABRAS)の会長に就任する。「これは、パラーの日系協会や日系の会社が、ブラジル全国と交流する新しいチャンス」と意気込みを語ると、参加者らは大喝采を送った。(パラー州通信員=下小薗昭仁)