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ニッケイ新聞 2013年1月10日付け

 各会場で約100人を超す参加者があるブラジル修養団の講習会。スタッフとして運営の補助を行うのは、過去の講習会に参加した17歳以上の有志OB・OGなのだとか。桜井会長も「講習会で学び、成長した先輩たちが、後輩のために戻ってきてくれるのは本当にありがたい」と目を細める。これも「人間づくり」の賜物か。
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 今月逝去した、三重県人会元会長の石橋通之進さん。彼を長年知るある日本人によれば、「石橋さんは人の面倒見にかけてはすごい人だった」。一時期携わっていた鶏卵業が流行らず工場をたたむ時も、約50人の従業員全員の次の就職先が決まるまで面倒を見たとか。「兄貴くらいしか年は違わないが、父親のような人だった」としみじみ回顧。ご冥福を祈りたい。