在米被爆者の記録映画=『ヒロシマナガサキダウンロード』=無料上映会を12日

ニッケイ新聞 2013年1月11日付け

 在米被爆者を追ったドキュメンタリー映画『ヒロシマ・ナガサキダウンロード』(竹田信平監督、2010年、73分)の無料上映会が、12日午後3時半〜5時半まで、Sindicato dos Quimicos e Plasticos (Rua Tamandare, 348, Liberdade)で開催される。
 1978年京都市生まれ、米国デューク大学卒。04年にスタッフとして原爆映画の製作に携わり、被爆体験に衝撃を受けた。以来、北南米在住の被爆者を訪ね歩き、体験談を記録している。
 この記録を元に制作された同作品では、戦争を知らない世代がこの歴史的に重要な記憶をいかに〃ダウンロード〃(継承)するかを問いかける。ニューヨーク平和映画祭や長崎国際平和映画フォーラムなどでも上映された。
 サイト(www.hiroshima-nagasaki.com)では、竹田監督が7カ国で集めた54人の被爆体験が11カ国語で閲覧できる。
 問い合わせは同会場(11・3209・3811)まで。