大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年1月19日付け

 日本教育界に日系人教師が参入するという朗報をもたらした愛知教育大学。「子どもの頃にブラジル人の友人がいた」「地域で一緒にサッカーをしていた」など、身近にいたブラジル人と関わった体験からポ語に関心を持つ学生も多いとか。3年前に開設したばかりのポ語の授業には、すでにブラジルに関心を持つ7、80人の学生が在籍。新世代の日本・日系人教師の活躍に期待したい。
     ◎
 「のうそん」誌(日伯農村文化振興会、永田久代表)の表紙が1月号からカラーになった。隔月発行で現在257号だから43年目、コロニアが誇る〃ご長寿〃雑誌だ。巻頭には『ポックリ死ぬためのコツ』(佐藤琢磨著)という良書が紹介されている。いわくポックリ死しやすい性格は「心にゆとりをち、満たされた日々を送っている人」だそう。また年をとっても仕事を続けている人のほうがポックリ死しやすいとか。早寝早起き、三食をきちんとたべ、趣味を持って、人と積極的に交際すると良いとか。詳しくは同誌(振興会=11・2409・1862)まで。
     ◎
 昨年11月にあった予選を勝ち抜き、野球版W杯『ワールド・ベースボール・クラシック』への出場権を獲得したブラジル野球代表の本選登録メンバーが発表された。今年3月の本選で日本代表と対戦することが決まっており、ヤクルトスワローズで活躍する松元ユウイチ選手らプロ野球組も選出されたことで日本国内でも大いに注目が高まっている。日本の第1戦となる対伯戦はあちらでは全国放送されるのは間違いなし。ブラジル選抜の大半は日系人であり、日本全国にその雄姿を見せ付けるようなに期待!