大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年1月23日付け

 日系人選手らと、投手の大黒柱となる右腕アンドレ・リエンゾ(シカゴ・ホワイトソックス傘下)、12歳で米国に渡り、昨年ブラジル人初のメジャーリーグデビューをたした野手ヤン・ゴメス(クリーブランド・インディアンス)などの非日系選手の融合に、沢里会長は「日本のものを原点に中南米の豪快さを味付けした面白い野球を展開してくれるはず」と期待を込める。2位でも1次リーグ突破となるだけに、ブラジル代表の健闘、上位進出も夢ではない!?
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 若者に被爆体験を伝える取り組みを行う竹田信平監督は、「原爆といえば教科書と漫画『はだしのゲン』。伝え方が型にはまっていて『何か怖いな』で終わってしまう」と語る。被爆者である「ゲン」の作者・中沢啓治さんは昨月逝去したが、作品の生々しさに身震いした子どもは多いはず。一方、竹田さんは「戦争を知らない世代」を主人公に。若者にとっては、逆に身近で現実味ある作品となったかも。
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 日本航空(JAL)がアメリカン航空(AAL)と提携し、今月27日からブラジル路線を強化すると発表した。既存のニューヨーク—サンパウロ線の増便に加え、新たにダラス—サンパウロ市、ダラス—リオ、ニューヨーク—リオの3路線で両社の共同運航便(コードシェア)を始めるという。近々訪日予定がある人は要チェック。